不法行為があれば、損害賠償責任を負わなければなりません。
治療費の問題だけでなく、精神的苦痛も生じます。
寸止めで拳を顔めがけて繰り出す、それに慌てて尻餅をつき、怪我をするケースでも損害賠償の対象になります。
怪我がかすり傷程度から重傷となる場合でも、まずは病院で治療し、診断書をもらいましょう。
消毒程度で済んでも治療にかかった実費を請求できます。
じゃれついたことでも、その行為自体が精神的苦痛に発展することもあるかもしれません。
法律家は、そうした内容にも話し合いを設け、損害賠償額を算出して請求権を得てくれます。
殴り合いの喧嘩と違うのは、自分からしかけていないこと、その後も手を出していないことです。
法律上では侵害する行為に該当しないということで、万が一、相手から損害賠償について何かしら物申してきても応じることはありません。
しかし、手を出したのなら応じなければなりません。
ですが、それが防衛のためにやむを得なかったのなら、正当防衛で責任はありません。